報道関係者各位

トーセイ株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社長 山口　誠一郎 証券コード：8923）の中古マンション再生分譲事業「リスタイリング事業」が、公益財団法人日本産業デザイン振興会主催の2012年度『グッドデザイン賞』（住宅・住宅設備部門）を受賞いたしましたのでご報告いたします。当社として2年連続の『グッドデザイン賞』受賞となります。

トーセイのリスタイリング事業は、賃貸マンションや複合ビルを一棟丸ごと購入し、専有部のみならず共用部にもバリューアップを施した後、空室部分から順次区分販売を行う不動産再生事業です。従来あったものよりも、その質・価値を高めることでモノに新しい意味と価値を与える「アップサイクルデザイン」の考え方を事業スキームの各フェーズに取り入れることで人と地球に貢献する社会性の高い不動産再生ビジネスモデルです。

2009年の事業開始以来17棟を供給、これまでは当社単独事業でしたが、新たな取り組みとしてトーセイが共同エクイティ出資したファンドにより物件を一棟丸ごと購入し再生・分譲する進化型リスタイリングに着手しました。ファンドスキームへ事業レンジを拡大することで、より大型案件への投資が可能となり、全199邸の大規模物件『グレンパーク駒場』の事業化を実現しました。

審査員より「既存の集合住宅を現在の法規制に適合させ、さらに家族構成やライフスタイルに合わせてリノベーションする事業をひとつのビジネスモデルとしてシステム化しようとする先進的な試みである。集合住宅のリノベーションは、技術的にも複雑なジャンルであるが、ハードな面だけでなく不動産証券化というソフトな側面にも積極的に取り組み、総合的な事業へと組織化しようとしている点を高く評価したい。」とのご評価を得て、このたびの受賞となりました。当社では今後も、建物ストックの有効活用や環境負荷軽減などの中長期的な課題の解決につながる取り組みとしてリスタイリング事業を継続・進化させ、お客さま満足の向上に努めてまいります。

「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度です。その母体となったのは、1957年に通商産業省（現経済産業省）によって創設された「グッドデザイン商品選定制度（通称Gマーク制度）」であり、以来50年以上にわたって、私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けてきました。その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,000件、50年間で約37,000件に及んでいます。賞はこの「グッドデザイン賞」と、さらに複数の「特別賞」で構成され、受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。