社長メッセージ

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トーセイはコロナ後を見据え持続的な成長に向けて邁進いたします

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当第2四半期連結累計期間は、4月から5月において新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)による緊急事態宣言下での事業活動となりました。自社運営ホテルの休業や不動産流動化事業ならびに不動産開発事業において仕入販売業務に一定期間の停滞がありましたが、トーセイグループは、お客さまと従業員の健康と安全を第一に、接客時における感染防止対策やリモートワークの導入などWithコロナを踏まえた業務体制を確立し、5月には分譲マンション「THEパームス相模原パークブライティア(全243戸)」のうち240戸を予定通り引き渡しを完了させたほか、不動産ファンド・コンサルティング事業では新規業務受託を獲得し受託資産残高を9,258億円まで順調に伸ばすなど、積極的に事業を進めてまいりました。これらの取り組みにより各事業の収益は好調に積み上がり、ホテルの休業等の影響を織り込んでも、通期見込みでは税引前利益は当初計画の130億円に対し117億円まで見通せる状況にありました。
 しかし、コロナ禍の収束時期が未だ見通せず、世界的な景気後退により将来の収益不動産の流動性低下や市場縮小が予見されることから、当社は2009年の金融危機を乗り切った経験をもとに、この危機に迅速に対処することが重要と判断しました。具体的には、現時点において当社が想定する複数のシナリオのうち、最も保守的なシナリオに基づき、販売用不動産の価値を厳しく評価し、収益性が低下したホテル施設・商業施設等について評価損76億円を計上することと致しました。この影響により、通期の税引前利益予想を8,976百万円
減の4,070百万円、当期利益予想を6,396百万円減の2,411百万円に下方修正することとなりました。
 なお、当社は多事業展開によるポートフォリオ経営により安定収益事業で固定費をカバーできる収益構造を確立しています。また、手元資金の確保と資金調達の長期化により高い財務健全性を持つ盤石な経営基盤を構築しており、コロナ禍を迎え撃つための不況抵抗力は十分に備えられていると考えています。
 今後、不動産投資市場は調整期が続くと見ております。トーセイグループはコロナ後を見据え、このたびのコロナ禍がもたらした社会変化に対応する商品ポートフォリオの再構築やアセットタイプの多様化を進めるとともに、不動産市場の動向を一層注視して事業を推進してまいります。
今後も当社グループは持続的な成長を目指し、全社一丸となって事業活動に邁進していく所存です。今後とも、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年8月
代表取締役社長

山口 誠一郎