働き方・ダイバーシティ

働き方に関する考え方

当社グループは、「人を経営の根幹とし、心豊かな真のプロフェッショナルを育成し続ける」という経営理念のもと、多様な人材が個性を生かして健やかに働ける環境を構築することを人材戦略のマテリアリティ(重要課題)の一つとし、社員一人ひとりが個性を活かして最大限に力を発揮できる人事制度・組織体制・職場環境の構築に注力しています。

労働時間管理

労働関連法令の遵守

当社は、長時間労働の是正や三六協定遵守にむけて、労働基準法や労働安全衛生法をはじめとする国内法令を遵守し、適切な労働時間、労働環境管理に努めております。

過重労働の防止

  • 従業員の労働時間につき、勤怠管理システムを通じた日次の勤怠状況管理を行い、残業時間が月25時間を超過した場合、段階的に従業員およびその上司に対する通知を行っています。
  • 残業時間が月80時間を超過した従業員に、産業医⾯談を実施しています。
  • 月次で従業員の時間外労働や有給休暇取得状況のモニタリング結果を衛生委員会にて報告、情報共有の上、残業時間削減や有休休暇取得推進に取り組んでいます。
  • 「ノー残業デーの導入」等、時間外労働および過重労働の削減への取り組みを推進しています。

なお、当社は平均残業時間の目標を月30時間以下と設定しており、2023年11月期の実績は月24.3時間となっています。(トーセイ株式会社)

ワークライフバランスに関する取り組み

有給休暇取得の推奨

有給休暇を取得しやすい雰囲気づくりの推進として、年に1回従業員が自主的に設定した記念日に有給休暇を1日取得する「アニバーサリー休暇」や、夏季休暇として従業員の長期休養日数を確保する「計画年休休暇(1日)」を導入しています。
なお、当社は有給休暇取得率の目標を60%以上と設定しており、2023年11月期の実績は66.1%となっています。(トーセイ株式会社)

各種休暇制度

出産、育児、介護など、ライフステージによる生活の変化をサポートするべく、産休、育休、介護休暇などさまざまな制度を整備しています。
なお、当社は男性育児休業等取得率の目標を80%以上と設定しており、2023年11月期の女性の育休取得率は100%、男性の育休取得率は42.9%となっています。(トーセイ株式会社)

柔軟な勤務体系

時短勤務・時差出勤

小学校3年生以下の子を養育する従業員および要介護状態にある家族を介護する従業員※は、1日最大2時間の範囲で30分単位の勤務時間の短縮ができます。これに加え、小学校3年生以下の子を養育する従業員は、始業時刻・終業時刻から最大前後1時間の範囲で30分単位の時差出勤をすることも可能です。

  • 適用範囲は要介護家族1人あたり、利用開始日から3年間。

なお、2023年11月期の時短勤務利用者数は10名となっています。(トーセイ株式会社)

在宅勤務

当社では、新型コロナウイルス蔓延防止対策として、クラウドサービスやオンライン会議の活用を推進し、在宅勤務に取り組んでいます。

  • 2023年5月の新型コロナウイルス感染症5類移行後は対策の内容を変更しつつ、柔軟な働き方の継続に取り組んでいます。

社内サークル

従業員同士のコミュニケーション活性を目的として、社内サークル活動に助成金を支給しています。これまでに、文化系、運動系合わせて10サークルが創設されており、普段の業務では関わりの少ない部署やグループ会社の従業員とコミュニケーションをとることができる貴重な場となっています。

家族参観

子どもに親の仕事や職場を理解してもらうことを目的に、年に1度、家族参観日を設けております。2023年は総勢21組69名の家族が集まり、田町本社ビル内を巡るシールリレーやリサイクル壁紙を使用した折り紙コーナー、家族写真撮影などを楽しみました。従業員と家族同士の交流の場にもなっています。

  • 2020~2022年はコロナ禍のため見送り
折り紙コーナー

従業員満足度調査

当社では、従業員満足度調査によって従業員の仕事に対する意識や職場環境に関する実態把握を行い、人事諸施策に反映しています。
なお、当社は仕事の満足度※の目標を80%以上と設定しており、2023年11月期の実績は68.0%となっています。(トーセイ株式会社)

  • 従業員満足度調査における「仕事の満足度」の評価尺度(5段階)の内、上位2項目を選択した割合

ダイバーシティ推進

女性従業員の活躍支援

当社では、女性の活躍推進を重要課題の一つと認識しており、女性管理職比率10%以上を目標値として公表しています。
なお、2023年11月期の女性管理職比率は6.0%となっております。(トーセイ株式会社)
また、当社は男女賃金差異(全労働者)の目標を70%以上と設定しており、2023年11月期の実績は69.5%となっています。(トーセイ株式会社)

具体的な施策としては、女性特有の健康関連課題やライフイベント、キャリア形成に関する研修を実施するなど、女性が働きやすい職場環境の構築に取り組んでいます。

従業員の年齢に応じたサポート

ライフデザイン研修

当社では従業員の私生活や会社生活の一層の充実を図っていくことを目的として、キャリアや健康、資産形成等に関する研修を年代別に実施しており、あらゆる年代の従業員が生き生きと働けるよう支援しています。

シニア活躍推進

当社では60歳以上の従業員に対して定年後の再雇用を行っており、豊富な知識や経験を持つシニア従業員が最長65歳まで働くことのできる継続雇用制度を導入しています。定年前の役職やスキルに応じて定年後も同じポジションで継続雇用するケースや、定年等の理由で他社を退職した方を当社の管理職として採用するケースもあり、それぞれの経験や適性を活かして第一線で活躍できる環境を整えています。

LGBTQへの取り組み

トーセイグループでは、人権方針において性的指向に関する差別を一切禁じています。また万が一、性的指向に関連する差別やハラスメントが発生した場合に相談できる窓口(匿名も可)を用意し、速やかに対処する体制を構築しています。

お客さま・社会に向けた取り組み

中古マンションを扱う株式会社プリンセススクゥエアーでは、LGBTQ専任の担当者を設けており、LGBTQ当事者の住まい探し・購入をサポートするためのさまざまな取り組みを推進しています。2018年からは「東京レインボープライド」に協賛しているほか、LGBTQ当事者への企業の取り組みを評価する「PRIDE指標」において、2020年以降4年連続で最上位の「ゴールド」評価を受賞しております。

従業員に向けた取り組み

プリンセススクゥエアーでは、お客さまはもちろん、従業員に対しても性的指向や性自認による差別を行わず、多様な価値観を尊重し、LGBTQ当事者への理解、社内研修、イベント等への参加を促すことで、誰もが働きやすい環境で能力を発揮できる企業を目指しています。
社内研修ではLGBTQ当事者である外部講師を招き、さまざまな体験談のほか、性的指向に関連する言葉の定義やLGBTQの方たちの活動を支持、支援する仲間を意味する「ALLY(アライ)」などの用語の説明を受け、企業で働く人たちがLGBTQの方たちとどのように関わり、支援していくのが望ましいのかなどを学んでいます。
またトーセイ株式会社においても、管理職を対象にLGBTQに関する研修を実施するなど、性的マイノリティに対する理解深耕に取り組んでいます。

LGBTs研修の様子

障がい者雇用の取り組み

当社は障がい者雇用促進の一環として、2020年2月、千葉県茂原市に「わーくはぴねす農園トーセイ茂原ファーム」を設立しました。同農園では障がいのある従業員が各種農作物の栽培を行っており、収穫された野菜はトーセイ本社に届けられ、グループ各社の従業員に無償で配布されています。

わーくはぴねす農園トーセイ茂原ファームの風景

データ・実績

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