トーセイグループの重要課題(マテリアリティ)

トーセイグループでは、当社グループの企業価値向上と持続可能な社会の発展のため、優先的に取り組むべき重要課題を特定しています。

テーマ:環境との共生、マテリアリティ(当社が重要と考える価値づくり):「1.気候変動への対応と循環型社会の推進」「2.環境配慮型のものづくり・サービスの提供」、SDGsへの貢献:「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「12 つくる責任 つかう責任」「13 気候変動に具体的な対策を」、テーマ:社会課題への対応、マテリアリティ(当社が重要と考える価値づくり):「3.多様な人材が個性を生かして健やかに働ける環境」「4.安心安全に配慮した商品・サービスの品質向上」「5.地域コミュニティの創出・再生・活性化」、SDGsへの貢献:「8 働きがいも 経済成長も」「10 人や国の不平等をなくそう」「11 住み続けられるまちづくりを」、テーマ:コーポレート・ガバナンスの強化、マテリアリティ(当社が重要と考えられる価値づくり):「6.健全な企業成長を促すガバナンス」、SDGsへの貢献:「16 平和と公正をすべての人に」

気候変動問題をはじめとする社会、環境課題に対する企業への取り組み要請は、今後ますます高まっていくことが確実となる中で、持続可能な社会の発展のため、社会、環境課題の解決に資するとともに、企業の持続的な成長に向けてESG 経営を推進するべく、より一層、取り組みを加速させていきます。

1.気候変動への対応と循環型社会の推進

  • 環境との共生

主な機会

  • 商品サービス力の向上(脱炭素、省エネ、省資源、防災等)
  • 既存ストックの活用促進、廃棄物削減
  • 環境認証等による性能の見える化

主なリスク

  • 気候変動のさらなる進行、自然災害の増加
  • GHG排出や災害、資材不足によるコスト上昇

取り組み

遊休社宅活用
再生可能エネルギーの活用
レジリエンス強化

2.環境配慮型のものづくり・サービスの提供

  • 環境との共生

主な機会

  • 商品サービス力の向上(脱炭素、省エネ、省資源、防災等)
  • 既存ストックの活用促進、廃棄物削減
  • 環境認証等による性能の見える化

主なリスク

  • 相対的な商品価値の低下
  • 市場からの評価を得られなくなる可能性の上昇

取り組み

全館LED工事の推進
ZEHの開発

関連するSDGs

7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに、12. つくる責任 つかう責任、13. 気候変動に具体的な対策を

関連リンク

3.多様な人材が個性を生かして健やかに働ける環境

  • 社会課題への対応

主な機会

  • 多様な価値観、人材の活躍による新たな商品、サービスの開発や提供
  • 従業員の生産性向上や定着による企業成長

主なリスク

  • 差別やハラスメント等の発生
  • 新たな事業機会の逸失、人材流出

取り組み

東京レインボープライドへの協賛
健康増進プログラムの推進

4.安心安全に配慮した商品・サービスの品質向上

  • 社会課題への対応

主な機会

  • 商品・サービスの品質向上
  • 顧客やサプライヤーとの良好な関係構築

主なリスク

  • 事故や健康被害等の発生
  • サプライチェーンにおける労働災害等発生

取り組み

業務品質向上大会の実施
ISO9001の取得
ISO 9001マーク:JQA QMA11353

お客さまの安心安全

従業員、サプライヤーの安心安全

関連するSDGs

8. 働きがいも 経済成長も、10. 人や国の不平等をなくそう、11. 住み続けられるまちづくりを

5.地域コミュニティの創出・再生・活性化

  • 社会課題への対応

主な機会

  • 事業活動、保有不動産を通じた地域コミュニティの活性

主なリスク

  • 事業エリアの治安や地域経済の悪化

取り組み

地域コミュニティの創出
ホテルでのイベント開催

地域コミュニティの再生や創出、活性化

地域経済の活性化

6.健全な企業成長を促すガバナンス

  • コーポレートガバナンス強化

主な機会

  • 経営品質を高め、持続可能な企業経営を推進
  • 社会的信用を高めあらゆるステークホルダーにとって存在価値のある企業となる

主なリスク

  • 企業価値や社会的信用の失墜等
  • 顧客離れや採用難等

取り組み

重要課題(マテリアリティ)特定のプロセス

STEP01 社会課題の大まかな把握、当社グループへの影響度調査(2022年11月期)

  • 社会課題を幅広く把握するため、国内外の課題や不動産業界の課題に関連する各種ESGガイドライン(GRIスタンダード、国土交通省の不動産分野の社会的課題に対応するESG投資促進検討会(「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンス)等)およびSDGs等を参考に社会課題の抽出を実施(64項目)
  • 当社グループおよび事業と社会課題の関係性や相互の影響等を整理

STEP02 具体的な社会課題の抽出、社内サーベイの実施(2023年11月期)

  • 整理した社会課題等に、当社グループへの影響およびグループ内での課題の2軸で主要な課題を集約統合(15項目)
整理した社会課題(・持続可能な開発目標(SDGs)・GRIスタンダード・ISO26000・「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンス(国土交通省)・ESGに関する外部評価、調査)等から64項目、15項目へと集約統合しているイメージ図
  • 集約統合した課題について、当社グループにとっての機会・リスク、社会環境にとっての機会・リスクを具体的に整理し、当社グループとして優先的に取り組むべきマテリアリティを特定するためのサーベイを実施(サステナビリティ委員会およびグループ会社幹部)
縦軸に「環境・社会にとっての影響」、横軸に「当社にとっての影響」があり、各課題がどこに位置するかを示した図

STEP03 社内外のステークホルダーとの対話を実施(2023年11月期)

  • サーベイの集計結果をサステナビリティ委員会に報告、協議
  • 集計結果およびマテリアリティ案について、外部有識者(CSRデザイン環境投資顧問株式会社)によるピアリングを実施
  • 外部有識者の助言をもとに、マテリアリティ案を作成

STEP04 マテリアリティの特定(2023年11月期)

  • トーセイグループのマテリアリティを特定
  • サステナビリティ委員会および取締役による審議を経て、経営会議において協議し、当社グループとして取り組むべきテーマの包含および妥当性を確認・決定

STEP05 マテリアリティの適宜見直し(2024年11月期~)

  • 社会情勢ならびに事業環境変化、経営戦略に更新等がある際は、適宜見直しを行う