資本コストや株価を意識した経営に向けた取り組み

資本コストや株価を意識した経営

当社は、資本収益性および市場評価に関する分析・評価を実施し、企業価値向上の実現に向けた方針、施策等を決定し、その推進に努めております。
現中期経営計画「Further Evolution 2026」(2023年12月~2026年11月)においては、市場の期待リターンである資本コストを上回る資本収益性を意識し、定量計画として、最終年度ROE12%以上を掲げております。

現状認識

市場の期待リターンである資本コストについて当社では8%程度と認識しており、その水準を上回る資本収益性を維持しています。
また、財務健全性や資本効率を追求しつつ、売買事業・安定事業のポートフォリオバランスを継続させる場合、ROEは12%以上の水準が適正と考えています。

WACC(当社認識)3.5%程度、ROIC(当社計画)FY2024 ~FY2026 4.9%、株主資本コスト(当社認識)8%程度、ROE(当社計画)FY2024 ~FY2026 12.5~13.0%

企業価値向上の実現に向けた取り組み

この図は、企業の財務指標としてPBR、ROE、ROA、財務レバレッジ、PER、EPS成長率、資本コスト、P/NAVを示し、事業ポートフォリオの最適化、成長事業への投資、非財務資本の活用、財務規律の維持、そして棚卸資産と固定資産の効率的な管理などを通じて、持続的な利益成長と株主還元を目指す経営戦略を表しています。

非財務資本の増強と積極的な情報開示

  • 人的資本への投資やブランド価値向上により非財務資本を増強
  • 積極的な情報開示により企業価値の評価向上につなげる

NAV(Net Asset Value)の増大

  • 優良アセットの仕入拡大により固定資産を積み上げ、NAVを増加
  • 棚卸資産と固定資産を定期的に見直し、計画的に含み益を還元

これらの取り組みについて、その実績や内容を十分にご理解頂けるよう、開示を充実し、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話に努めてまいります。