


トーセイグループでは、2011年からボランティアや専門家の誘致、寄付等による支援活動を行っています。
震災直後は、各地の災害ボランティアセンターを通じて、瓦礫撤去やヘドロの掻き出し等のボランティア活動を行っておりました。震災から1年後には災害ボランティアセンターの設置が減ったことから、宮城県東松島市に拠点を置きボランティア活動を行うNPO法人「児童養護施設支援の会」と協力し、支援活動を継続しています。被災地で"いま必要なこと"に応えるべく、柔軟性を持って様々なボランティア活動を行っています。

2012年~2014年にかけて、様々なエリアから人が集まっている仮設住宅において、地域のコミュニティ形成を目的としたお花見祭りや夏祭りに計4回出店支援を行いました。子ども達が楽しめるブースでは、ヨーヨー釣りや射撃、輪投げなどを用意し、飲食ブースではかき氷やたこ焼き、わたあめなど、その時に必要なブースを当社で請け負い、お手伝いいたしました。
宮城県東松島市の保育所において、震災後予算が下りずに各保育所で歯科講習が実施できていないとの報告を受け、歯科医師や歯科衛生士の方をお招きし、東松島市にある全ての保育所で歯科講習を実施しました。歯科衛生士の方から子ども達に対し、歯磨きの大切さと、年齢別に歯磨きの方法をしっかりと教えていただきました。また、これからのことを考え、保育士の方々に向けた歯磨き指導の講習会も実施していただきました。
なお、当社からは子ども達に歯磨きセットやハンドタオルなどをプレゼントしています。
2015年は、グラウンドの整備を行い、観戦スペース(約400平米)への芝生張りと、グラウンド内にはびこる雑草の除草を実施しました。被災地では子ども達が安全に走り回って遊べる場所がまだ少ないことから、子ども達の遊び場兼野球場として使われているグラウンドの整備を行うことになりました。今では芝生もしっかり根付き、雑草も地元の方々が率先して除草してくださっているおかげでグラウンドとして活用されています。
2016年は、サビだらけになった保育所の遊具を整備いたしました。遊具のサビは相当進行しており、子どもが遊ぶとサビが手についてしまう状態だったため、やすりでサビを削り取り、ペンキを塗る作業を行うことになりました。2日をかけ、大型の遊具・鉄棒・うんてい・のぼり棒をカラフルに仕上げることができました。"遊具が綺麗になり、子ども達が元気に喜んでいる"と、嬉しいご報告をいただいています。
2017年は、野蒜(のびる)地区にある「ツリーハウスの補修」と「まちびらき祭り」のサポートを行いました。「ツリーハウスの補修」では、子どものために4年前に作られたツリーハウスの汚れやコケをやすりを使い、綺麗にしました。「まちびらき祭り」のサポートでは、高台の山林を造成した集団移転地「野蒜ケ丘」で、入居者の新しい生活が始まったことから開催された「野蒜ヶ丘まちびらき祭り」会場の設営や、射的などの子ども向けブースを出店しました。
2018年は、宮城県東松島市野蒜地区で開催された「秋祭り」の運営サポートと子ども向けブースの運営を行いました。同市では、甚大な津波の被害を受けた震災後、高台の山林91.5ヘクタールを造成し、集団移転地「野蒜ケ丘」を整備。そこで開催された自治会開催のお祭りのサポートとして、有志メンバー9名で参加しました。

当社グループ社員等有志メンバー募金を募り、 東松島市に開校したばかりの“鳴瀬未来中学校”に和太鼓を28台寄贈しました。同市では、古くから小・中学校で和太鼓の演奏が盛んでしたが、津波の被害を受け、多くが損失していました。今回寄贈した和太鼓によって、文化祭の和太鼓演奏を無事行うことができたと、学校や地域の方から大変喜んでいただきました。
トーセイグループでは、ボランティア活動のほか被災地への義援金の寄付も継続しています。近年では、協力しているNPO団体へ活動資金として寄付を行い、保育所における設備の修繕費、震災遺児へのプレゼントなどに活用いただいています。また、グループ社員からも毎年義援金を募り、同法人への活動費や、保育所への寄付を行っています。
- ※なお当社グループでは、熊本・大分で発生した熊本地震においても義援金の寄付を行っております。